ホットペッパーには毎月お金を払っている。
予約も、ちゃんとそこから入っている。
Googleマップは、開業のときに登録したきり、、、
美容室を経営されている方に、こんな状態はありませんか。
先にお伝えしておきます。その判断は、半分は正しいです。
ポータルサイトは、美容室にとって本当によくできた仕組みです。
ただ、残りの半分——
ポータルで見つけてもらったあとに、お客様がどこを見ているか
だけは、知っておいて損がありません。
この記事でわかること
- 飲食店と美容室で、Googleマップの使われ方がどう違うのか
- ポータルサイトとGoogleマップは、競合ではなく分業だという話
- 今日5分でできる確認(店名・住所・電話番号の突き合わせ)
- メニュー名に使うと危ない言葉(薬機法にかかります)
ポータルサイトは、よくできた仕組みです
まず、はっきり書いておきます。美容室にとって、ポータルサイトは強い道具です。
探すところから予約の確定まで、1つの画面で終わります。クーポンの見せ方も、指名の取り方も、美容室の商売に合わせて作り込まれています。お金を払う価値がある仕組みです。
実際、さぽマケが滋賀県内の美容室さんとお話ししていても、「ポータルをやめたい」という方はほとんどいません。やめる話ではないからです。
飲食店と比べてみると、違いがはっきりします。
| 飲食店 | 美容室 | |
|---|---|---|
| 探すとき | 今すぐ・近く・初めての店でもよい | 調べ直す・比べる・失敗したくない |
| 決め手 | 写真と距離 | 仕上がりと、担当する人 |
| 予約 | 電話か、なくても入れる | ほぼポータル経由 |
| 通う回数 | 気が向いたとき | 2〜3か月ごとに、何年も |
美容室は「今すぐ」ではなく「調べ直して、比べてから決める」商売です。
髪を切って失敗すると、1か月は戻せません。だからお客様は、飲食店を選ぶときより慎重に調べます。
お客様は、ポータルで見つけたあとに、店名でGoogleを見ています
ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。
ポータルサイトで気になるお店を見つけたあと、そのまま予約する人ばかりではありません。
店名をそのままGoogleに入れて、もう一度調べる。これは、美容室を探すときによく見られる行動です。
なぜなら、ポータルに載っているのはお店が自分で書いた情報とクチコミだからです。
「他の場所ではどう言われているんだろう」と、もう1か所を見に行きたくなります。
そのときに出てくるのが、Googleマップのお店の情報です。
つまり:ポータルは「見つけてもらう場所」、Googleマップは「確かめられる場所」です。
ここが薄いと、ポータルに払ったお金で集めた関心を、最後の一歩で落としていることになります。
順番を整理すると、こうなります。
- ポータルで見つける(ポータルの仕事)
- 店名でGoogleを見て確かめる(Googleマップの仕事)
- ポータルに戻って予約する(ポータルの仕事)
取り合いではなく、分業です。どちらかをやめる話ではありません。
Google自身も「よそに載っていること」を見ています
もう1つ、知っておくと得な話があります。
Googleは、マップでの表示順について、公式のヘルプでこう説明しています。
ビジネスについてのウェブ上の情報(リンク、記事、店舗一覧など)も視認性の高さに影響します。
― Google ビジネス プロフィール ヘルプ「Google のローカル検索結果のランキングを改善する方法」
「店舗一覧」には、ポータルサイトの掲載ページも含まれると読めます。
つまり、ポータルに載っていること自体は、Googleマップにとってもマイナスではありません。
実は、損をしているのは「載っていること」ではなく「食い違っていること」です。
今日、5分でできる確認
ポータルとGoogleマップを、両方スマホで開いて見比べてください。見るのは3つだけです。
- 店名……「hair salon ◯◯」と「◯◯」のように表記が違っていないか
- 住所……ビル名・階数・ハイフンの有無まで同じか
- 電話番号……ポータル専用の番号と、店の番号が入れ違っていないか
いちばん多いのが、電話番号です。ポータル側に転送用の番号を登録したまま、Googleマップにも同じものを入れているケースがあります。お客様がマップから直接かけたときに繋がりにくくなるので、ここだけでも見ておく価値があります。
3つ見比べるだけで、今日は終わりにして構いません。
メニュー名に使うと、危ない言葉があります
Googleマップには、メニューやサービスを登録できる欄があります。ここで1つだけ、気をつけていただきたいことがあります。
髪や頭皮に関する言葉のなかには、薬機法(旧・薬事法)に触れる可能性があるものがあります。
| 気をつけたい言葉 | なぜか |
|---|---|
| 髪が生える/育毛/発毛 | 身体の機能を変える意味合いになり、医薬品的な効果の表現に近づきます |
| 傷んだ髪を修復・再生する | 同上。「補う」「保つ」の範囲を超えます |
| 医療レベル/クリニック級 | 医療行為と誤解させる可能性があります |
| 永久に/絶対に/必ず | 効果の断定にあたります |
化粧品で書ける効果の範囲は、国の通知で項目が決められています。その外にある言い方は、使えません。
言い換えは難しくありません。「〜します」ではなく「〜しやすくなります」「〜傾向があります」に変えるだけでも、だいぶ違います。
ただし、私には法令に適合しているかどうかを判定する立場にはありません。
気になる表現があれば、最終的なご判断は所管の官庁や顧問の先生にご確認ください。
まとめ
美容室のMEO対策(Googleマップの集客対策)は、飲食店と同じやり方では噛み合いません。探され方も、決め手も、予約の入り方も違うからです。
ポータルサイトは、見つけてもらうための強い道具です。やめる必要はありません。ただ、見つけたお客様が「確かめに行く場所」が別にあることだけは、知っておいてください。
Googleマップを「ポータルの代わり」ではなく、「ポータルで集めた関心を、受け止める場所」と考えると、何を直せばいいかが見えやすくなります。
最初の一歩は、店名・住所・電話番号を見比べるだけで十分です。全部を一度に整えようとしなくて大丈夫です。一歩ずつ進めていけば大丈夫です。
大津市や近江八幡市の美容室さんでも、ポータルはそのまま続けながら、Googleマップの情報だけを揃え直した例があります。いまのやり方が合っているか不安なときは、自社だけで判断せず、ポータルとGoogleマップの両方をまとめて一度見直してみることをおすすめします。
出典・参考(最終確認:2026年9月14日)
※Googleは、順位を決める仕組みの詳細を公開していません。本文は公式ヘルプに書かれている範囲で説明しています。
※薬機法に関する記載は一般的な注意点です。個別の表現の可否については、所管の官庁や専門家にご確認ください。
※制度・仕様は変更される場合があります。最新情報は各公式サイトでご確認ください。