1週間で、30億枚。
ChatGPTとその画像機能で、いま作られている画像の枚数です(OpenAI社の公表による数字)。
2026年9月8日、その画像機能が「ChatGPT Images 2.5」に更新されました。
絵が上手になりました、というだけの話ではありません。
チラシやポスターの下書きが、スマホでも作れるようになったという話です。
ただし、1か所だけ、使ってはいけない場所があります。そこを先にお伝えしたいので、この記事を書きました。
この記事でわかること
- 2026年9月8日の「ChatGPT Images 2.5」で、何が変わったのか
- お店の販促で、実際に使えるのはどこか
- Googleマップの写真に使ってはいけない理由(Googleが公式に書いています)
- AIで作った画像に残る「目印」のこと
2026年9月8日、ChatGPT Images 2.5で何が変わったのか
開発元のOpenAI社が公式に発表している内容を、お店の仕事に関係する部分だけ抜き出すと、次の4つです。
| 変わったこと | どういうことか |
|---|---|
| 速くなった | 画像ができるまでの待ち時間が、従来版とくらべて最大50%短くなった(同社の測定による数字です) |
| 直したいところだけ直せる | 「看板の文字だけ変えて」と頼むと、ほかの部分をそのままに保ちやすくなった |
| 手描きの下書きが使える | 「スケッチ」という機能。丸と四角でだいたいの配置を描いて渡せる |
| ひな型から始められる | 「ポスター」「グッズ」などの型があらかじめ用意された |
実は、お店にとって効いてくるのは、1番目の「速さ」ではありません。
なぜなら、画像を1枚作るのに何分かかろうと、月に数枚なら困らないからです。
効いてくるのは、2番目の「直したいところだけ直せる」です。
チラシの下書きを作ったあと、「日付だけ変えたい」「価格だけ変えたい」という場面は、必ず来ます。そのたびに全部作り直しになっていたのが、これまででした。
お店の販促で、実際に使えるのはこの3つです
今回は美容室を経営されている方に置き換えて、具体的に書きます。
① チラシ・ポスターの「下書き」
いきなり完成品を作らせるのではなく、デザイナーさんに渡す前のたたき台として使います。「こういう雰囲気で」と口で説明するより、1枚あったほうが早く伝わります。
② 商品写真の明るさや背景を整える
自分で撮った写真を渡して、暗いところを明るくしてもらう、余計なものが写り込んだ背景を整える、という使い方です。ゼロから作らせるのではなく、自分の写真を直してもらうのがポイントです。
③ ブログやSNSの挿絵
「イメージ画像」として置く絵です。ここは実物の写真である必要がないので、いちばん気楽に使えます。
まず試すなら:いま手元にあるチラシを1枚写真に撮って、「この雰囲気で、来月のキャンペーン用に作り直して」と頼んでみてください。うまくいかなければ、それで終わりにできます。
Googleマップの写真には、使わないでください
ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。
Googleビジネスプロフィール(Googleマップに出るお店の情報)に載せる写真について、Googleは公式ヘルプにこう書いています。
ピントが合っていて十分な明るさのある写真を使用します。大幅な加工や過度のフィルタや AI の使用は避けてください。雰囲気をありのままに伝える画像をお選びください。
― Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス固有の写真に関するヒント」
同じページの英語版では、さらにはっきりと書かれています。「言いかえれば、その画像は現実を表すものであるべきです」。
つまり:マップに載せる外観・店内・商品・料理・スタッフの写真は、AIで作ったものにしない。撮った写真をAIで大きく作り変えるのも、同じ扱いです。
理由は、はっきりしています。
マップの写真は「作品」ではなく「行く前の下見」だからです。お客様は、その写真を見て来店を決めます。行ってみて写真と違えば、その時点で信用が減ります。
これは、Googleのルールという以前に、実物と違う印象を与える表示は、景品表示法の面でも問題になることがあります。(個別の判断は所管の官庁や専門家にご確認ください。)
写真そのものの撮り方については、MEO対策で写真は重要?集客につながる写真の撮り方と掲載のポイントを解説でくわしく書いています。
AIで作った画像には、目印が残ります
OpenAI社は、同じ発表の中で、こう説明しています。自社のツールで作られた画像だと分かるように、画像のデータに情報を埋め込み、目に見えない形の印も入れていると。
これは「バレるから隠しましょう」という話ではありません。
そうではなく、隠す前提で使わないほうがいい、という話です。
さぽマケも、制作にAIを使っています。お客様から「これAIで作ったんですか」と聞かれたら、「AIを使って作り、こちらで確認して仕上げています」と答えています。ごまかす理由がないからです。
なお、日本の法律でAI生成の表示が義務づけられているかどうかについては、さぽマケでは確認が取れていません。断定は避けます。
歯科・整骨院・美容サロンは、その前に確認することがあります
クリニックや整骨院をされている方は、AIを使うかどうか以前に、施術の前後がわかる写真そのものに広告のルールがあります。
業種によって、かかる法律もルールの中身も変わります。「AIで作ったかどうか」を考える前に、そもそもその写真を出してよいのかを確認してください。ここは自己判断せず、所管の官庁や専門家にご確認いただくのが確実です。
まとめ
ChatGPT Images 2.5は、2026年9月8日に公開された画像機能の更新です。速くなり、直したいところだけ直せるようになり、手描きの下書きやひな型から始められるようになりました。
お店にとっては、チラシやポスターのたたき台を、自分で1枚作れるようになったことが、いちばん大きな変化だと考えています。デザイナーさんに頼むときも、言葉だけで説明するより早く伝わります。
ただし、使う場所は選んでください。「作る」ためではなく「伝える」ために使うと考えると、線を引きやすくなります。チラシの下書きは作ってよい。マップの店内写真は、実際に撮ったものを使う。この2つだけ覚えていただければ十分です。
新しい道具が出るたびに全部を追いかける必要はありません。デジタルが苦手でも、一歩ずつ進めていけば大丈夫です。まずは手元のチラシ1枚から試してみてください。
草津市や彦根市の店舗さんでも、販促物の下書きだけをAIに任せて、仕上げは人に頼む、という分け方をされている例があります。自社の使い方がこれで合っているか不安なときは、自社だけで判断せず、Googleビジネスプロフィールの写真も含めて一度まとめて見直してみることをおすすめします。
出典・参考(最終確認:2026年9月14日)
- OpenAI「Introducing ChatGPT Images 2.5」(2026年9月8日)
- Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィールに表示するビジネス固有の写真に関するヒント」
※本文中の速度・枚数の数字は、いずれもOpenAI社自身の公表によるもので、第三者が検証した数値ではありません。
※制度・仕様は変更される場合があります。最新情報は各公式サイトでご確認ください。